SHOTech Blog

プログラミングに関する記録です

C#もUnityも未経験だけどガチラボでアプリを作れるようになった話

Qiitaアドベントカレンダー2018ネタです。12/2担当分です。

 

今年HoloLensを購入して約半年たったので振り返ってみようと思います。

 HoloLensとの出会い

もともとHoloLensを知ったのは2017年12月です。(丁度1年前です)

自社のオープンセミナーでKumaMCNのガチ本さんに登壇していただき、そこで初めてHoloLensを体験しました。

kis-seminar.connpass.com

 

そのころ社内でも新しい技術を取り入れていくために「テクニカルラボ」というワーキンググループみたいなものが立ち上がったので、2018年頭からHoloLensネタで何か作ってみようと会社にHoloLensの購入を申請してみました。

しかし、今のプロジェクトの都合で、残念ながら研究開発に使う時間を作り出すことができず、活動時間が確保できない人間に予算を割くというのは難しいという事情もあって会社でのHoloLensの購入には至りませんでした。

 

5月になりMicrosoftのde:code2018で改めてHoloLensの魅力に取りつかれました。

もともと2017の時にも行ってみたかったものの、さすがにチケット代8万と旅費を自腹で捻出するのは難しく諦めていたのですが、今年はテクニカルラボのおかげで会社が経費として出してくれたので参加することができました。感謝です。

Iotは予知保全サービスで会社が取り組んでいたこともあり、IoTネタとと絡めた話はかなり勉強になりました。

sy0690.hateblo.jp

ガチラボとの出会い

HoloLensに魅力を感じながらも依然としてHoloLensの購入には至らず、熱が冷めてきたところに出会ったのが「ガチラボ」でした。

kumamcn.connpass.com

 

しかも実機なしでやるっていうじゃないですか!

f:id:syota-y1989:20181202122312p:plain

 

MRTKどころか、UnityとかC#もやったことないけど2時間足らずでウ●コ投げれるようになりました。かなり簡単!楽しんで基礎も覚えられるのはすごい!

実機でも確認させてもらえました。自分で作ったものが動くというのはそれだけでうれしいですね。

f:id:syota-y1989:20180618001746p:plain

 

ただ、会社にはこれが決定打となり「実機なしで出来るなら、それでしのいでおいて欲しい」と言われ会社で購入するのを諦めました。

HoloLensの自腹購入へ

その後33万のHoloLensはさすがに手が出せなかったので、WindowsMRを購入してみました。Beat Saberで遊ぶ傍ら、Unityで勉強してみたものの、結局はVRなのでHoloLensほどの熱量を感じることはできませんでした。(PSVRを持っていたのでそこまで新鮮味は感じなかったのもあります)

 

なんな中、7月頭にHoloLens Meetupでホロラボの初音さんの話を聞き、やっぱHoloLensだなと確信してMicrosoftストアでポチりました。

いざ開発

もちろん資料はガチラボです。

Mixed Reality Academyもあるんですが、ガチラボはMRTKを使ってて実際の開発に沿ったやり方だったのと、単純に資料がわかりやすくて重宝しました。

C#もUnityも未経験でしたがこの資料の通りにやっていけば作れるので、開発しながら基礎も覚えられるのは本当にありがたい。

実機なしでHoloLensアプリ開発やーる

www.slideshare.net

他の回の資料はFacebookグループにあります

https://www.facebook.com/groups/gachilab/

Mixed Reality Academy

もちろんMixed Reality Academyもやりましたが、情報が古くてよくわからない部分や、そもそもMRTKを使わないのでちょっと時間がかかりました。

ただ、MRTKを使わずに1から作っていくとこんな感じになのかという感覚は掴めました。(結局MRTK使うので、MRTKがいかに楽で凄いかは実感できました)

MR Basics 100: Getting started with Unity

youtu.be

MR Basics 101: Complete project with device(CP1まで)

youtu.be

 

最新のガチラボではAzure連携もやってます

f:id:syota-y1989:20181202214253p:plain

さすがにAcademyの300番シリーズを2時間で全部やるのは時間的に難しかったですが、この時は301のAzureのCognitive Serviceの1つの「Translator Text API」を使って翻訳するアプリを作りました。

ちゃんと実機でも動いてます。HoloLensはRS5の日本語版を適応しなければ英語なので、「日本語」→「英語」はできませんが、「英語」→「日本語」は問題なしです。拙い発音でもちゃんと拾ってくれて嬉しい。

これから

ある程度基本的なことがわかってくると、HoloLensで表示させるためのコンテンツを作るため、HoloLens以外の部分の知識が必要になりました。

今はIoTに絡んだ部分を勉強中です。これからもどんどんアウトプットできるようモノづくりしていきます。

余談…

自腹で購入したHoloLensですが、その後会社に購入したことがバレ、紆余曲折あって所有権が会社に移りました。ただ、今のところ私しか使わないので33万返ってきただけという感じですね。思うところがないわけではないですが、後継機の噂もあるので返ってきたお金はそっちに使おうかなとポジティブに考えています。