AWS Cloud Express Roadshow in Kumamotoに参加してきた
最近ハッカソン続きで作るものが多すぎてアウトプットが追い付かないけど、
今回はAWSの話を聞いてきましたので、忘れないうちにメモ
※熊本でamazonの方から直接話を聞ける機会はかなり貴重でしたので、イベントの案内として声をこけていただいたナレコムさんには感謝です。
※司会進行の方に写真撮ってSNSに挙げる許可を頂いたので写真も載せています。
今・クラウドを利用する理由、その先にあるもの ~クラウドの価値は、移行からIoT・マシンラーニングへ~(アマゾン ウェブ サービス ジャパン株式会社)
平均すると1日3つの新しい機能がリリースされているらしい。
この時初めてamazonの2枚ピザルールを知りました。
チーム人数が多くなるほど生産性が低下するため、2枚のピザを丁度分け合える程度の人数で1チームを作るというものらしい。
実際に、amazonでは1つの機能を最大8人で設計製造から運用まですべてやっているうえに、他のチームとの共同作業はほぼ行っていないとのこと。
うちの会社や今の仕事でも、ほかのチームと足並みそろえてやってるのでそれなりに時間がかかるので、スピード感は正直すごいが、日本は品質をかなり気にしてテストをしっかり行うのでそのあたりをどうしているのかは聞いてみたかった
その後はクラウドが選ばれる理由を事例と一緒に紹介された。
①ビジネスの俊敏性
②コスト削減
リソースをすぐに調整できるのはかなり魅力的なんですよね。この前も開発機で容量不足が起きてoracleのサービスが立ち上がらなくなったりしていたし、ストレージを増設するにしても購入して設置するリードタイムはどうしてもかかってしまうので、状況を見ながら調整可能なのはコスト的にも有利だなと思う。
知らなかったのがこの値下げ。サービス開始からずっと同じ値段だと思っていた。
過去10年で60回とすると1年に6回は値下げしていることになる。使う側としてはかなりうれしい。
私の勤める会社にもデータセンターがあって物理マシンがあるけど、熊本地震の時に給油ポンプが止まって人力で給油して電源を確保していたこともあり、物理マシンやめてクラウドに移行したほうがお得なんじゃないかと思っている。
まさにこんな感じにできると思う。
データセンターだけでなく、今のプロジェクトの開発環境もクラウドにできないか提案してみたいと思っているので、こういったクラウドエコノミクスの支援を使ってみたいと思いました。
事例紹介
Cloud化することによる業務改革(株式会社ナレッジコミュニケーション)
今回のイベントの主催者であるナレコムさんのAWS活用の話です。
①社内資産
ナレコムさんは現在、社内サーバーとしての物理マシンを1つも設置していないとのこと。クラウドに移行する前後の話を聞きました。
その際、このようなチェックリストの話がありましたが、普段サーバの管理はしていないので、私は上の2つしかわからないです。
3つ目とかはRAIDとかミラーリングからの復旧だとは思うが、具体的な作業手順などは知らない。
3つ目までは想定通りだったけど、4つ目は確かに壊れた時の事のテストなんてできない。その通りだと思う。
ただ、それでも予想できない不測の事態は起こるもので、3つ目もコントローラが不具合起こして、間違った・不正なデータをミラーリングでコピーしてしまい復旧できない事態は考えていなかった。普通にっミラーリングしたものから引っ張てこれる前提だった。普段サーバーを管理する立場だったら予測できるものなのだろうか…
先ほどのチックリストをAWSに置き換えるとこうなったという話。
物理的にマシンがあるのとないのでこれくらいの差があり、実際に東日本大震災や熊本地震などの天災を経験しているのでかなり現実味のある話に感じました。
②働き方の話
正直この仕組みはうちの会社でも導入したいと思いました。開発機をこんな感じで作業できるようにしたいなと最近考えているので提案してみたい。
③新しい価値の提供
セキュリティを気にする人にはこういった事例はかなり後押しにもなると思う。
しかもこれを1か月程度で作り上げたのはすごい。
ただし、ここまでセキュアなものになると費用がそれなりにかかってくるとは思うから、あとは運用の規模とかスペックとかで調整だろうか。
最後はコミュニティの話でした。破壊的イノベーションを生み出すことを目指されているようなので、こういったイノベーションの種が生まれるところを大事にされているようでした。
AIでの業務改革(株式会社ワイズ・リーディング)
南九州ハッカソンでも場所を提供していただいたワイズ・リーディングさんの働き方に関する話です。
「AI・Iotを使って楽をしたい」という考えは素敵です。私も楽したい。
ここでは3つの開発事例の紹介がありました。
勤怠管理システム。
社員にビーコンを持たせて、会社に入ったビーコンを検知して勤怠を管理するというもの。これがあれば社員が勤怠を入力するという作業そのものがなくなるのか。面白い。
AWSを使えば開発環境がすべてクラウド側で構築できるのでハイスペックなハードウェアは不要になるという話です。最近はGPUも安く利用できるのでこのあたりの敷居は下がり続けている印象です。
オフィスの入り口にiPadが設置してあり、「訪問」「面談」「配達」の3つの区分をによってLINEの通知を変えているらしい。普通にLINEBOOTAWARSに応募できそう。
ここで意外だったのが、AmazonのS3は静的HTMLの表示が可能ということ。EC2やLightSailなど使わなくても単純なHTMLならこれで事足りるというのはかなり驚きました。(ついこの前、LightSailとS3の環境を作ったのでもう少し早く聞きたかったです笑)
AWSユーザコミュニティの紹介
AWSの日本ユーザグループの紹介です。
熊本地震の時に水が出る場所を登録できるシステムを作っていた方々ですね。あの時は私も使っていたのでありがたかったです。
今コミュニティに注目が集まっているのでうちの会社も積極的にこういったコミュニティに出ていく人材が増えるといいなあ
プロジェクトのリリース直後で初動監視中でしたので、セッション終了後にすぐに引き上げなければいけなかったのが非常に悔しかったですが、とても面白かったです。