SHOTech Blog

プログラミングに関する記録です

【de:code2018 DA02】IoTを極限まで簡単に実現する

 

 

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構築済みソリューションを使ってIoTのアプリケーションを簡単に実現しますという話です。

 

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こちらがこのセッションの目的とゴールです。

 

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IoTのアプリケーションを作る際に必要となる機能がそろったIoT Centralというものと、特定の業務(リモート監視とか予知保全とか)のシナリオを実現するためのものが既に構築済みになっているIoT Solution Acceleratorsの紹介がありました。詳しくは後程触れます。

 

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ちょっと見にくいですが、IoT市場の現状の話です。

左の図はIoT市場のここ最近の伸び具合を示したもので、年々増えてきていることが分かります。

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市場は伸びているのですが、実際にIoTを利用しているという企業はまだ少なく、一番利用率の高い製造業でも10%未満なので、まだまだこれからということが分かります。

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では、市場規模が大きくなってきているのに利用率が増えないのかというと、IoTには2つの難しさがあると言われています。

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まず1つは「やること」がたくさんあるということ。

バイスを用意して測定することから始まり、分析して次のアクションに繋げるまでの手順が多いです。

ビジネスモデルを考えるときに測定ができればOK、分析だけできればOKというわけではなく、全てを網羅しておく必要があることが1つ目の難しさとなります。

そして、2つ目はこの広範囲な分野を全て出来る人材がそもそもいないこと。なので、1社で完結するということが非常に難しいです。

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そこで登場するのがIoT Centralです。

バイス間の通信部分から、次のアクションにつなげるまでのところを一手に引き受けてくれるというものです。

 

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これはCONTOSOの例です。(CONTOSOはMicrosoftがサンプル用として使っている仮想の会社です。)

IoT Centralの画面はこのようなダッシュボードとなっています。

ここからデバイスの接続や、データの分析などが出来ます。

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これはIoT Central上から見た各デバイスから送られてきているデータの内容です。

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実際に構築しようと考えた場合、このようにデバイスを用意してIoT Centralと接続したら、後はIoT Centralでほとんどの領域がカバーできます。

 

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IoT Centralはプレビューなので、全ての機能が解放されているわけではないですが、現在のところ利用料は月額5万6千円からとなっているようです。1か月ざっくり6万と見ても1年で72万です。現在サーバを立てて使用することを検討されている方は比べてみてください。

IoT Centralは非常に低コストです。PoCなどやる場合は低コストで試せるかということが大事になってきます。低コストなので色んなことをスピーディに試すことができ、その経験から新たなビジネスを広げていくことが可能となります。

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こちらはIoT Solution Acceleratorsの紹介です(以前はIoT Suiteという名前でした)。

冒頭で少しふれたように、現在4種類のソリューションを対象に、必要なものがまとめられた状態で入手することが可能です。

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IoT Solution Acceleratorsのカバーしている範囲は当然IoT Centralと同じです。

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IoT Solution Acceleratorsは現在GitHubに公開されているので、クローンして自社ようにカスタマイズして使用することが可能です。

 

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これによって、エンジニアが力を注ぐべき場所が絞られることで、短期間により良いものを作ることが出来るようになります。

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IoT Centralは現在プレビュー版です。

なので今のうちに使い倒しておきましょうとのこと。

 

最後の言葉は別のセッションで登壇者が使っていた言葉ですが、本当にその通りだと思います。発信できる人間になっていきたいなと思います。