SHOTech Blog

プログラミングに関する記録です

【de:code2019】基調講演参加のまとめ(その1)

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今年もMicrosoft主催のde:codeに参加してきました。
Tech系の最新情報をゲットできる濃いイベントかなと思います。

www.microsoft.com

基調講演の内容を忘れないうちにまとめようと思います。

平野 拓也さんのセッション

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トップバッターは日本マイクロソフトの社長である平野さん。
冒頭で、先日火災で焼けてしまったノートルダム大聖堂の修復に協力するという話がありました。文化遺産を3Dで再構築するスタートアップのアイコムという会社と一緒に過去の膨大な記録やデータ、写真を使って3Dの視覚モデルを作ってGitHubで共有することで修復作業を加速させていくらしいです。
f:id:syota-y1989:20190530012143j:plain 今AIというものは一部の人のもではなく、多くの人に使われるようになった。
デジタルテクノロジーは家庭やオフィスや工場などあらゆるところで使用され、さらには車や家電など様々なデバイスが繋がっているというこの状況は、ITエンジニアにとっては大きなチャンスが待っている、あるいは必要とされている時代になった。
インテリジェントなテクノロジーとインテリジェントなクラウドが繋がっていることによって、膨大なデータを繋げたり意味のある形に変換したりすることが重要で、この流れを推し進めていくことが日本でのデジタルトランスフォーメーションを推進させていくことになるということのようです。
MSは4つのクラウドテクノロジーを提供することで、このデジタルトランスフォーメーションの推進を支援していくということでした。

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f:id:syota-y1989:20190530015105j:plain RedHatAdobeやSAPなどの企業とオープンソースの連携をどんどん拡大していっており、日本でもクラウドベースのAIやゲーム体験のためにソニーとパートナーシップの締結をしたり、トヨタとMRを活用したソリューションを作ったり、小売り業界でのクラウドの活用事例など様々な分野での協業が活発に行われている印象を受けました。
トヨタの事例については明日のセッションで詳しく聞こうと思いますが、プロモーションのビデオはかっこよかったです。

www.youtube.com

さらにこの基調講演で自動運転をメインでやってるアセントロボティクスとの協業が発表されました。
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アセントは世界中からエンジニアを集め、機械学習を活用して自動運転のAI開発を行っているベンチャー企業です。
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アセントの石崎社長のプレゼンでは、今自動運転が抱えている課題に対し、どう解決していこうとしているのか。またその中でMSとの協業をなぜ決めたのかなどの話がありました。   現在、自動運転は自動運転以外の車やバイク、歩行者などと共存しないといけないため、整備された環境下でしか走行できないということが一番の課題とのことです。アセントでは、人間が判断するのと同じように周囲の状況を把握し適切に判断できるAIを作ろうとしており、そのために神経学や物理学なども機械学習に取り入れてアルゴリズムを構築しているということでした。
その際、大量のデータを処理できるインフラが必要で、スケーラビリティでAIのサービスが充実しているAzureが最適だということになったようです。また、技術的なサポートだけでなく、市場に投入する際はMSの持つネットワークを活用して売り出したい狙いもあるようでした。
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テクノロジーの活用の一方で、Trust=信頼性は今後特に重要になってくる。AIがこれほど浸透してきた状況だと、今までのテクノロジーを「どこまで使えるか?」という考えだけでなく「どこまで使っていいのか?」という考えを合わせて進めていく必要があるので、ユーザに信頼してもらえるよう努力していくということでした。
f:id:syota-y1989:20190530023009j:plain 最後に、MSがこれまで、そしてこれからも継続して進めていく3つのイノベーションの話です。あらゆるものが繋がったこの時代では、この3つは個別のものではなく総合的なものとしてとらえ、仕事と人生の質が高まっていくよう開発者の人と一緒に頑張っていきたいということでいした。

続きはまたあとで